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2024/05/17

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ヒューマンスターチャイルド✖桐蔭横浜大学 運動能力向上カリキュラムを共同研究 ~4つの基礎動作ポイントの設定と体操カリキュラムにより園児の運動能力向上~

ヒューマンアカデミー株式会社の事業子会社で保育事業を展開するヒューマンスターチャイルド株式会社(本社:横浜市、代表取締役:川下 裕左、以下「当社」)は、桐蔭横浜大学(所在地:横浜市、学長:森 朋子)スポーツ科学研究科の桜井智野風教授と、幼児の運動能力向上カリキュラムについての共同研究を開始いたしました。スポーツ科学の最新の研究を取り入れた体操レッスンを体系化し、さらには普段の保育活動との連携を推し進め、子どもたちの運動能力向上を図ってまいります。

【本件のポイント】

●桐蔭横浜大学と幼児の運動能力向上カリキュラムについての共同研究を開始

●独自のカリキュラムの作成と体操講師への研修により、体操レッスンの質を向上し、体系化することで子どもたちの運動能力を向上

●4つの基礎動作観測ポイントを設けて、一人ひとりの成長を多角的に検証

 【本件の概要】

文部科学省「幼児期運動指針」によれば、幼児期(3〜6歳)は生涯にわたって必要となる「多様な動き」の基礎を獲得する重要な時期だと言われています。この大切な幼児期に、無理なく、個人の発達段階に応じた運動をどのように取り入れられるかが重要となりますが、近年、コロナ禍での外出自粛や集団での運動機会の減少などの影響もあり、子どもたちの運動基礎能力の低下が問題視されています。

当社の系列保育所では現在、体操レッスンを取り入れておりますが、子どもたちの運動基礎能力をより高めるために、スポーツ科学の権威である桐蔭横浜大学 スポーツ科学研究科の桜井教授とともに、体操レッスンを科学的に検証し、保育活動の中で体系化することにいたしました。また、動作の観測ポイントを設けて定期的に一人ひとりの発達を見ることで、体操カリキュラムの改善や普段の保育活動の改善を行い、運動機会の創出と、運動基礎動作の習熟に努めてまいります。

 

桐蔭横浜大学 スポーツ科学研究科 桜井智野風教授のコメント:

子どもたちは日々の生活や遊びの中で様々な体の動きを習得していきます。ただ昨今、コロナ等の感染症の影響や子どもたちの遊びの変化などにより、幼児の運動不足が指摘されています。幼児期の運動は、速く走るとか遠くまで投げるといった記録よりも、いかに多様な体の動かし方を経験し、体を動かす基礎を固めることの方が重要ではないかと考えられます。

これら体の動きの基礎を【走る】【跳ぶ】【投げる】【バランス】の4大項目に分け個々の成長を促す運動プログラムや、おうちでできる遊びの提案などを実施してまいりたいと思います。

桜井智野風教授

 

桐蔭横浜大学 スポーツ科学研究科教授 桜井 智野風(さくらい・とものぶ) 教授

1966年2月4日神奈川県川崎市生まれ。横浜国立大学卒業、同大学院修了、1991年より東京都立大学助手。1999年米国ウィスコンシン州立大学マディソン校客員研究員を経て、06年東京農大准教授時代には北海道網走市のご当地体操「あばしり健康カニチョッ筋体操」開発。14年に桐蔭横浜大学教授、現在に至る。11年より(財)日本陸上競技連盟普及育成委員会 副委員長に就任し、20年には東京パラリンピックで車いす陸上競技のコーチも務める。その他、陸上競技指導養成プログラム開発や陸上競技のTV解説者として活躍。『林修の今でしょ!講座』などメディアにも多数出演している。スポーツ科学/トレーニング科学の研究者。教育学者、博士。

 

■桐蔭横浜大学 概要

  • 代表者:学長 森 朋子
  • 所在地 :神奈川県横浜市青葉区鉄町1614番地
  • 事業内容:4年制大学教育機関
  • URL  :https://toin.ac.jp/univ/

 

  • ■ヒューマンチャイルドケア総研

    保育領域の社内研究所であるヒューマンチャイルドケア総研は、保育・子育て分野における様々なコミュニティの構築や、情報発信などを通じて、この分野の未来を創造し、社会に貢献します。このたび、桐蔭横浜大学スポーツ科学研究科の桜井智野風教授がヒューマンチャイルドケア総研の主席研究員に就任し、コラム執筆などを通じ、子どもたちのバランスの取れた成長を支援してまいります。

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